レポート

旅客輸送業界の動向と展望

2025/11/28

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

鉄道

2024年度
2025年度

バス

2024年度
2025年度

タクシー・ハイヤー

2024年度
2025年度

航空旅客輸送

2024年度
2025年度

SUMMARY

旅客輸送業界は、人々に移動サービスを提供する産業であり、都市間・都市内の基盤輸送を担う鉄道、長距離・国際移動を担う航空、地域の生活移動を支えるバスとタクシー、離島・港湾間を結ぶフェリーなどの交通手段が含まれる。また、公共交通機関としての性質から、国土交通省の規制のもとで、運賃や安全基準が管理・監督されている。

コロナ禍で大幅な需要減を経験したが、規制緩和や感染症法上の位置付けの変更を経て、各交通機関の旅客数は概ね正常に戻った。近年はライドシェアの導入や運賃改定など、利用者の利便性と安全・持続可能性の両立が焦点である。

直近では、国内外の観光需要や出社回帰により旅客輸送は回復基調にある一方、物価高や為替変動が家計の旅行選好に影響し、分野ごとの増勢にはばらつきがある。インバウンドは底堅く、空港アクセスや都市内輸送などへの波及が続く。また価格改定効果や各社の企画乗車券、自治体の需要喚起策も需要増加に寄与すると見られる。

主な課題・リスクは、人口減少にともなう地方路線の廃線・減便、乗務員・整備人材の不足と高齢化、燃料費・人件費などのコスト上昇などがある。大規模災害に備えるための設備投資も収益圧迫要因となっている。地域公共交通の確保・維持、ネットワーク形成に向けた官民の支援枠組みが拡充されているが、人手不足が進むなか、各社の人員定着に向けた取り組みが不可欠である。また環境面では、旅客輸送各社、なかでもCO2排出量が最も多い航空分野で脱炭素に向けた動きは重要な経営課題となっている。

このレポートでは、旅客輸送業界の最新動向や市場展望、地域交通の維持・利便性向上、脱炭素の取り組みなどについて述べる。市場動向では、種類別の輸送量の推移を概観する。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 鉄道業の業績動向
  • バス業、タクシー・ハイヤー業の業績動向
  • 航空旅客輸送業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
  • 関連コンテンツ
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