レポート

自動車部品業界の動向と展望

2025/11/28

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

自動車部品製造

2024年度
2025年度

自動車部品小売

2024年度
2025年度

SUMMARY

自動車部品業界は、エンジンや駆動系を含むパワートレイン、車体骨格、内外装、電子・制御、電動化専用部品など多層の製品群から構成される。完成車メーカーに直結する一次サプライヤーを頂点に、素材・機能部品を担う二次・三次が連なる階層的サプライチェーンが全体を支える。用途面では新車向けに加え、販売後の補修・整備需要が安定的な需要を形成している。

近年は車両の電装化・電動化の進展により電子・制御および電動化専用部品の重要度が高まり、半導体や高電圧機器、さらにはソフトウェアの重要性が高まっている。

主な課題は、原材料・物流費の高止まりにともなうコスト圧力、為替や各国通商政策による不確実性、地政学リスクに起因する半導体供給の脆弱性である。また、電動化移行により従来型部品の需要構造が変化し、事業再構築が急務となっている。さらに、カーボンニュートラル達成に向けた排出削減の要求がサプライチェーン全体に波及しつつある。

最近の動向としては、SDV(Software Defined Vehicle)への潮流により、ソフトウェア主導の開発・検証体制や車載半導体の高度化が求められつつある。半導体を戦略物資と位置づける各国の政策が供給網に波及する事例もあり、調達先の多様化、在庫・設計の冗長化、国内回帰の検討などのレジリエンス強化も重要になっている。補修・小売分野では外出機会の増加やメンテナンス需要の拡大、工賃収益の伸長が下支え要因となっている。

このレポートでは、自動車部品業界の最新動向と市場展望、電動化・SDV対応や通商・地政学リスク、補修・小売の需給トレンドについて整理・解説する。市場動向では主要品目の生産動向を概観する。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 自動車部品製造業の業績動向
  • 自動車部品小売業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
  • 関連コンテンツ

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