レポート

倉庫業界の動向と展望

2025/11/28

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

倉庫

2024年度
2025年度

SUMMARY

倉庫業界は、EC市場の拡大を背景に機能やサービスの多様化が進んでいる。倉庫業は、他人の物品を有償で保管する業務を行い、国内では「倉庫業法」に基づき営業倉庫として登録された事業者が対象となる。用途別に普通倉庫、冷蔵倉庫、危険品倉庫などに分類されており、単なる保管場所としてだけでなく、荷役や流通加工、梱包・包装、情報管理、輸配送調整などの物流機能を担う。

製造業にとって、倉庫業はサプライチェーンの中核を担う重要な役割を果たしている。近年では、EC市場の拡大にともない、荷主の物流業務を包括的に請け負う3PL(サードパーティ・ロジスティクス)や、EC対応のラストワンマイルの連携、温度管理を含むコールドチェーンなど、機能・サービス面での多様化が進んでいる。

しかし、倉庫業界は多くの課題に直面している。まず、物流の2024年問題を背景としたドライバー不足や人手不足が顕在化しており、これにより物流コストが高騰している。また、燃料費の高止まりや業界特有の取引構造が価格転嫁を難航させており、企業間での価格競争が激化している。さらに、国際情勢の不安定化や為替動向など、外部要因によるリスクも高まっており、これらの課題に対処するためには、業界全体での協力や効率化が必要とされている。

このレポートでは、倉庫業界の最新動向や市場展望、業績動向について解説する。また、業界が直面している人手不足、価格転嫁の遅れ、効率化の取り組みなどの課題についても述べる。市場動向については、近年の入庫数量や保管残高の推移について統計データをもとに解説する。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • 倉庫業、港湾運送業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
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