レポート

ソフトウェア業界の動向と展望

2025/11/28

■業界天気図

業界の情勢を、「快晴/晴れ/薄日/曇り/小雨/雨/雷雨」の7段階で表しています。

ソフトウェア受託開発

2024年度
2025年度

パッケージソフトウェア開発

2024年度
2025年度

SUMMARY

ソフトウェア業界は、顧客要望に合わせて開発する受託開発と、不特定多数向けに提供するパッケージソフト開発に大別される。受託開発は大手が統括するピラミッド型の多重請負構造が主流であるが、近年はコスト・スピードの観点から中小事業者との直接契約も広がる。パッケージソフトはクラウド上で機能を提供するサブスクリプション型への移行が進み、会計・生産・営業などの業務ソフトやERP(統合基幹業務システム)の導入の裾野が拡大している。DXの潮流を背景に、ITは業務効率化の道具から事業変革の中核へと位置づけが変化している。

最近では、DXと生成AIの実装が投資をけん引し、受託開発は公共・金融・製造など幅広い分野で案件が拡大している。開発現場では要件定義、コード生成・レビューへのAI活用が一般化し、製品側でも自動仕訳、需要予測、顧客分析などの高度機能が普及している。今後はAIエージェントの商用化が期待され、運用・サポート・分析の自律化による付加価値が競争力の差異となる。また、ランサムウェアやフィッシングの増加により、サイバーセキュリティ市場の拡大が見込まれる。

主な課題としては、慢性的なデジタル人材不足、SaaSビジネス拡大にともなうクラウド利用コストの増加、多重請負構造に起因する収益低下や品質管理問題などが挙げられる。また、生成AIの普及が開発工程と製品機能の両面を高度化させている一方、AIを組み込んだソフトウェアの開発やサービス提供において、ガバナンスや透明性の確保が求められるようになっている。

このレポートでは、受託開発とパッケージソフト開発の市場概況、DX・生成AIの影響、サブスクリプション化とセキュリティ需要による業界構造の変化を整理する。市場動向では、DXや生成AIを中心とした投資テーマ、クラウドやサブスクリプション型への移行、セキュリティ需要の拡大、さらにAI推進法など制度動向や企業再編事例の影響を整理する。業績動向では主要企業の2023年度、2024年度の実績と2025年度の見通しを掲載する。

CONTENTS

  • 業界の概要
  • 市場の動向と展望
  • ソフトウェア受託開発業の業績動向
  • パッケージソフトウェア開発業の業績動向
  • 統計データ、関連法規・団体
  • 業界天気図
  • 関連コンテンツ
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